1万人以上を調べて分かった「マインドフルネスは朝に行うと習慣化しやすい」

マインドフルネス,朝の瞑想

マインドフルネス瞑想を始めても、なかなか続けられない。そんな悩みを抱えている人は多いでしょう。

実は、マインドフルネスを続けるコツは「いつやるか」にあったんです。今回は、1万人以上のデータから分かった、マインドフルネスを習慣化する最強の時間帯について解説します!

teshy
瞑想を続けるには朝が一番!

朝の瞑想が圧倒的に続けやすいことが判明!

Berardi Vら(2023)の研究では、朝に瞑想することが習慣化形成にどこまで役に立つか?を調べました。
研究では、1日を4つの時間に分けました

 

  • 夕方
  • 深夜

 

それらの瞑想アプリ14,879のユーザー(合計使用回数 899,071 回)のデータを分析し、瞑想セッションの減少率を測定しました。

その結果、

 

  • 短期的にも長期的にも朝に瞑想を行う方が習慣化しやすい

 

ことが分かったのです。

朝はすでにルーティンが確立しており、既存の習慣と組み合わせることで新しい習慣を身につけやすいと論文では述べられています。僕の経験でも朝起きた瞬間にやる!が最も継続に効果的でしたね。

長期的には毎日同じでなくてもよい

毎日同じ時間帯に瞑想する方が習慣にはいい!と聞きますが、果たして本当になのでしょうか。研究では時間一貫性とアプリの長期的使用ついても調べました。結果以下の通り。

 

  • 短期的(6~7ヶ月目)には:同じ時間の方が続きやすい
  • 長期的(それ以上)には:柔軟に保つことが大切

 

つまり、最初は同じ時間に瞑想したほうが続きやすく、長期的には時間一貫性が低いほうが、アプリの使用継続率が高かったのです。ある程度習慣化したら、他の時間帯でも瞑想をしてみるのがよさそうですね。

朝以外にはどんな効果がある?昼と夜のメリット

朝に瞑想を行うことが、習慣化には大切。しかし長期的には柔軟に時間帯をずらした方が継続できることがわかりました。

では、昼と夜に行うと瞑想にはどんな効果があるのか、個人的な経験からお伝えします。

昼に瞑想を行うことで、午前中の仕事で疲労した脳を休息させることができます。

また昼は体を緊張させる交感神経が優位になっており、パフォーマンスや集中力が上がりやすいものの、緊張したり焦ったり、イライラしやすい時間帯。

マインドフルネスを実践することで、体をリラックスさせる副交感神経が働き、ちょっど良いバランスを保てるでしょう。

その結果、以下の効果が得られます。

・注意力の向上
・判断力の向上
・セルフコントロール能力の向上
・眠くなりにくくなる

このように、脳を休息させることで、午後もパフォーマンスを落とすことなく、仕事に取り組めるはずです。

僕自身もライターの仕事をしていますが、やはり30分に1回ぐらい5分瞑想するだけで、圧倒的に気が散りにくくなると感じています。

夜に瞑想すると、以下の効果を見込めます。

・睡眠の質が高まる
・反芻思考が柔らぐ
・漠然とした不安感が柔らぐ

夜は1日にあった出来事を振り返って、あれやこれやと考え事が巡りやすい時間帯。

少しでもマインドフルネス瞑想を実感することで、思考がクリアになり、鬱々とした考えや不安感がなくなります。その結果、睡眠の質も良くなるでしょう。

思い悩んで眠れない夜を過ごすよりは、慈悲の瞑想やマインドフルネスで心落ち着けたほうが一日をスルりと終わらせることできます。僕も寝る前に慈悲のフレーズを脳内で反すうしてから、寝入りが良くなったように感じますね。

まとめ

ということで、1万人以上のデータが証明した通り、マインドフルネス瞑想は朝にやるのが最も効果的です。

瞑想を始めたいけど続かないという人は、まず朝の時間帯から試してみてください。朝のルーティンに組み込むことで、自然と習慣になりやすくなります。

そして習慣になってきたら、昼や夜の瞑想も取り入れて、より充実したマインドフルネスライフを送ってみてくださいね。どうぞ気づきを絶やさずに。

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teshy
マインドフルネス実践者/Webライター(公認心理師運営サイトのライター)

幼稚園から小学校4年まで学校では一言も話せない状態を経験。その後15年間、対人不安、強迫観念などの症状に悩まされる。マインドフルネスと出会い、これらの症状とうまく付き合えるように。現在では、マインドフルネスの発信をしつつ、原始仏教の実践にも取り組んでいる。※仏教は超初心者です
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