オートパイロット(自動操縦状態)とは?

オートパイロット

私たちの身体はオートパイロット(自動操縦)されているのが基本です。

自分自身で意識できている行動は少なく、日常生活の様々な行為を無意識に行っています。

しかし、感情や思考のままに生きてしまうと、理性が失われ、時として取返しのつかない失敗をしてしまう恐れもあります。

マインドフルネスでは、オートパイロットから脱し、意識的に生活すること大切にしています。今回はそんなオートパイロットモードの意味や抜け出す方法などについて詳しく解説していきます。

teshy
自動操縦はうつの原因にも…

オートパイロット(自動操縦状態)とは?

無意識に行われている活動のこと

マインドフルネスにおけるオートパイロット(自動操縦状態)とは、心の状態や行動が無意識に反応し、自動的に進む状態を指します。

日常生活では、私たちは様々な状況や仕事に没頭していますが、その多くは無意識に行われていることがあります。例えば、

・通勤中にスマートフォンをいじる
・食事中にテレビを見ながら食べるなど
・頭がかゆくなったので無意識にかく

などが挙げられます。

何気ない瞬間に心がオートパイロットモードに切り替わっています。

このような状態では、感情や思考に流されてしまい、理性的な行動を取ることが難しくなります。

オートパイロットのメリット・デメリット

自動操縦状態のメリットとデメリットについて詳しく説明します。

メリット

・快楽的な楽しみ
自動操縦状態では、特に慣れ親しんだ活動やリラックスしている時に、感覚的に楽しみます。

例えば、美味しい食事を楽しむ時や趣味の活動を行う時には、何も意識せず気楽にいることが多いです。適度にリフレッシュする感じで楽しむのであれば、心に大きなメリットをもたらします。

・効率的なルーティン
日常生活での繰り返し作業や熟練した技能を要する活動は、自動操縦状態で行うことが効率的です。

歩く、運転する、キーボードで入力するなどの活動は、オートパイロットの働きによって、無意識に行われることでストレスを軽減し、タスクの処理能力を高めます。

デメリット

・ネガティブな感情との関連
自動操縦状態では、特にネガティブな感情において、それらの感情が自動的に浮かび上がりやすくなる傾向があります。

脳のデフォルトモードネットワーク(DMN)の活動が高まることで、心の中でネガティブな思考が繰り返されることがあります。

・精神疾患との関連
ネガティブな感情が自動操縦状態で引き起こされる場合、うつ病や不安障害などの精神疾患において、DMNが過剰に活動する原因となることがあります。

これは、無意識的な自動反応によって精神的な問題が悪化する可能性を示唆しています。

オートパイロットから脱するには?

マインドフルネスでは、オートパイロットモードを認識することが重要です。自動操縦状態では、心は過去の経験や予想に基づいて判断し、過去の感情や反応が再現される傾向があります。

自動操縦状態から脱する方法は、マインドフルネスを活用することで実現できます。以下に具体的な方法を紹介します。

日常生活での自己観察

自動操縦状態に陥らないようにするには、自己観察を促進し、無意識的な反応に気づくことが重要です。

日常生活の中で、意識的に心の中の感情や思考、身体感覚に目を向ける習慣をつけましょう。

自己観察によって、オートパイロットによる行動をより意識的に制御することができます。

マインドフルネス瞑想

マインドフルネス瞑想は、集中力と自己観察を高めるための有効な方法です。

日々の練習によって、自分の心の状態に敏感になり、自動操縦状態に陥るリスクを減らすことができます。

瞑想を通じて、思考の嵐に巻き込まれず、現在の瞬間に集中する力を養いましょう。

瞑想

パノラマ的に注意を広げる

オートパイロット状態にあるときは、周りの意識を向けていないことがあります。

しかし、パノラマ的な注意を持つことで、周囲の出来事や他の人の感情に気づくことができます。

意図的に周囲を観察し、他者とのコミュニケーションにより注意を向けることで、自動操縦状態から抜け出し、相手の気持ちを汲み取ることができるようなります。

呼吸にフォーカス

呼吸は、マインドフルネスの基本的な対象の一つです。

自動操縦状態になった時に、深呼吸をすることで気づきを取り戻し、現在の瞬間に戻ることができます。

ストレスや不安を感じた時、呼吸に意識を向けることで心を落ち着かせ、冷静な判断を下すことができます。

まとめ

自動操縦状態から脱するためには、マインドフルネスの常に実践することが大切です。

今ここに注意を向けることで、意識的に行動できるようになり、思考や感情に飲まれることが少なくなります。ぜひ、まずは短い時間からでもマインドフルネスを実践してみてくださいね。

オートパイロットモードに近い言葉に、マインドワンダリングやデフォルトモードネットワークというものがあります。より深く、自動操縦について学びたい方は下記もご参照ください。

マインドワンダリングとは?対策や止める方法・マインドフルネスとの関係を解説

デフォルトモードネットワーク(dmn)とは?マインドフルネスで脳が休まる理由

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US
teshy
マインドフルネス実践者/Webライター(公認心理師運営サイトのライター)

幼稚園から小学校4年まで学校では一言も話せない状態を経験。その後15年間、対人不安、強迫観念などの症状に悩まされる。マインドフルネスと出会い、これらの症状とうまく付き合えるように。現在では、マインドフルネスの発信をしつつ、原始仏教の実践にも取り組んでいる。※仏教は超初心者です
詳しいプロフィールはこちら